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純正ステアリング DIY加工 Dシェイプ 
純正ステアリング DIY加工
このページには純正ステアリングのDIY加工の情報があります。
アテンザ GG・GY スポーツステアリング
GG・GYアテンザスポーツステアリング
こちらはアテンザのステアリングハンドル加工後の完成状態です。
純正ステアリング加工点は
本革 黒色
本革 ディプル加工 黒色
つなぎ目 水平加工
ステッチ 赤色 ヨーロピアンステッチ
Dシェイプ加工(D型ハンドル)
フィンガーレスト加工(コブ)
スイッチパネルカーボン加工
エアバッグエンブレム カーボン加工
アテンザ純正ステアリングと加工スポーツステアリングの比較
アテンザ純正ステアリングとスポーツステアリング
純正ステアリング(23Z本革巻きステアリング)と加工スポーツステアリングの比較
純正ステアリング DIY Dシェイプ・ガングリップ・コブ加工  
アクセラのステアリング
アテンザGY3Wの純正ステアリングを加工しようと思います。
D型ハンドルがどうしてもほしいが、エアバックやステアリングリモコンも残したいがそのような製品がないので加工することにしました。
GJアテンザなどはオートエグゼさんからそのままエアバッグとリモコンが移植できるかっこいいスポーツステアリングが発売されているようですが、GYアテンザは設定がありません。
GY/GGアテンザ用にはオートエグゼさんからステアリングレザーラップなるものが発売されていて、純正の革の上からコブを取り付けて革を貼り増しする商品があります。
一度は検討しましたが、ステアリング形状がそのままなのと、コブも上から貼り付けできる前提で作ったもので形状が気にいる事ができず、断念。
純正ステアリングですがグレードが23Zなので黒色のディンプルレザーと黒革の組み合わせでさほど悪くはありませんが、形状はいたってシンプルです。
画像はアクセラですが、最近のマツダ車の純正ステアリングは握るだけでやる気にさせてくれるようなかっこいいステアリングが標準装備されています。
Dシェイプまではないものの、ちょうどいい太さの上、コブ付きでガングリップ形状になっていて、赤色のステッチまで入っていて非常にかっこいいです。
純正ステアリングのウレタンを切ってはぎとる
純正ステアリングDIY加工
いきなり取り外されている上、革まではぎとられていますが、アテンザGY3Wの純正ステアリングです。
最終目標はDシェイプ加工とコブのとりつけ、そして余裕があればガングリップにしようと思います。
まずは純正の革をはぎとります。少し太くしたいので純正革の上から新しい革を重ね張りするという方法もありますが形状そのものが変わるのでこの方法は使えない事と革のつなぎ目が新しい革に浮き出て仕上がりがいまいち良くないので太くするのは必要なら別の方法を考えます。
純正ステアリングを切る
純正ステアリング D型加工
画像は切断したところです。
Dシェイプのおおよその仕上がりをイメージして思い切って切断します。
加工がものすごく、おおがかりになってしますので、スポークの取付部は芯金、ウレタンゴム共に純正オリジナルのまま残しておきます。こうしておけば、ステアリングをどうしようが、ステアリングスイッチとエアバックは確実に取付できます。ただし下側は宙ぶらりんになってしまうので加工途中で位置が変わってしまわないよう、また変形させていまわないよう注意がひつようです。
切断後、純正テアリングの土台のマグネシウムとあたらしい芯金を接続するために革の下地のウレタンゴムをむいているところです。
芯金は板がU字型にまげられたような形状でそこへゴムがはまり込んでいます。
この形状の為、接着はされていませんがぐるぐる廻ってしまうこともありません。
また、接着されていないのでカッターで切れ目をいれるとするするとメクレます。
切断は塩ビ・銅管兼用の手のこで切断しました。ゴムはもちろん、芯のマグネシウム(マグネシウムかどうかはわかりませんがディスクグラインダーで切断すると切り粉がバチバチなってましたので多分マグネシウム)もアルミのようにサクサク切断できます。
ステアリングをDシェイプ加工するための土台をつくる
GY3W純正ステアリング加工
土台を接続したところです。
当初土台は切断した純正ステアリングの土台をのばしたり曲げたりしようと思っていましたが、加工が難しく曲がりだしたとたんに折れてしまいました。
素人にマグネシウムやアルミの曲げ加工や溶接・ろう付けは難易度が高いと理解したのでスチールでいくことにしました。
材料は建築用の異形棒鋼です。いわゆる鉄筋です。太さはD10で丈夫で加工が容易で安いです。デコボコがついていますので、ボンドなどのくいつきもよさそうです。
Dシェイプ加工の仕上がりをイメージして曲げ加工しておきます。
両端を純正ステアリングの切断面へむけて45度ほど曲げる感じでだいたいいけました。だいたいの位置にセットしておきます。今回考えた方法では土台は多少いい加減でも後でいくらでも調整がききます。
純正ステアリングの土台のマグネシウムと新しい土台の両方に切り欠きを入れてはめ込みプラスアルファー金属用の2液エポキシで固めます。
固まるとかなり頑丈で、運転の為クルクル回す分には強度上問題はなさそうです。
ジョイント用に裂いた部分はシューズドクターというゴム系充填接着剤で閉じます。切り口にボンドを少量いれてビニールテープで閉じておけば裂いた痕跡がないくらいぴったりと密着します。また、接着強度がすごく強いのですぐに開いてきてしまう心配はなさそうです。
ステアリングのウレタンゴムを固定する
アテンザ ステアリング DIY加工
ウレタンゴムを貼りつけます。
樹脂を注入して固定しているところです。
加工を楽にするために切断したウレタンゴムを切り開いてかぶせます。
もともとのU字型の土台を鉄筋に替えていますので当然ブカブカです。
ウレタンゴムと土台の空洞に樹脂を充填します。
なるべく隙間がないように充填、かつはみ出るとやっかいなのではみでないよう気をつけます。ウレタンゴムの切り開いたところは切り口にボンドをつけてビニールテープで閉じます。ぐにぐにとしたステアリングができあがりそのまま固まると形がめちゃめちゃになってしまいますので、板に方眼紙を貼りつけてなるべく左右均等に、ハンドル面がでるようにバンドで固定します。
固まると大まかな土台が完成しますのであとは、コブをつけたりガングリップに加工したり、こまかな下地の仕上げをやっていきます。
ステアリングにコブを取り付ける
コブ加工とDシェイプ加工
いきなり完成っぽくなっていますが、事前に作って置いた型に「おゆまる」をつめて作ったコブ(フィンガーレスト)をくっつけて、部品を取り付けた状態です。
「おゆまる」はプラスチック粘土のような樹脂で、お湯につけるとやわらかくなって冷めると硬くなる樹脂です。
固まった状態はちょうどステアリングのウレタンゴムくらいの硬さですのでポリウレタンなどでコートしなくてもそのまま使えそうです。
細かな補修は「シューズドクター」でやってます。
「シューズドクター」は靴底修理用のボンドでポリウレタンゴムが成分ですので完全に固まるとステアリングのウレタン程度の硬さ具合になります。
形の悪いところは「シューズドクター」を盛って硬化後、リューターで削って整形しています。
有る程度形ができたところで、コブの位置やあたり具合や、ハンドルスイッチや内装の取り付き具合、エアバッグの取り付き具合と実走行で使いにくくないか、試しました。
やはりエアバックは少々合いませんでした。スポークの取付位置はオリジナルとまったく変わっていないはずですので、ハンドルのベースが別に調達したアテワゴン号と同じかどうか不明のハンドルを使用したためかもしれません。エアバッグの取付ベースとなるホーンの装置部品の刻印も違っておりました。
ここは金具を曲げたり、削ったりでエアバッグがぴったりと合うように調整しました。
スイッチ・エアバックエンブレムへのカーボン加工
アテンザステアリングスイッチのカーボン
アテンザステアリングスイッチカーボン
せっかくなのでステアリングスイッチのカバーとかも綺麗にしたいと思います。
上の写真の左が樹脂の素地の純正で、右が予備の樹脂カバーにカーボンシートを貼ったものです。下はスイッチがついているほうの仕上がりです。穴への巻き込みが5カ所もあり、スイッチ穴と穴の間には細い出っ張りもあり貼るのが少し面倒でした。
おまけの加工なのでカーボンシートは安いもので行こうと思い30cmx150cmで送料込で570円ほどです。
(箱入りで宅急便できましたのでほとんど送料なんじゃ、、、、)
品質はみての通り、5分艶ほどの想定外にいい感じです。
値段が値段なだけに口コミレビューは値段相応の粗悪品とか、粘着力がどうこうで貼りにくいとか、すぐにめくれてきたとか、さんざんな感じでしたので、少し覚悟はしていましたが実際届いたものは某カー用品量販店で過去に数千円で買ったシートよりはよっぽどいい商品でした。
粘着力は強く、よく伸びるし、スイッチのほうなど複雑な穴だらけの巻き込みだらけの形に貼ってもめくれてこないしシートの柄もリアルな感じでいい商品でした。
やすりがけと脱脂をきっちりとやって、ドライヤーと細いヘラで地道に貼ります。
ドライヤーなどであぶって平面以外は伸ばしながらはりますが、伸ばしすぎると余ってシワになったり、伸ばしたところは後、縮むので縮んだところがよれよれなったりしますので伸ばすのは最小限にして貼ります。
角や穴への巻き込みも最小限に伸ばして貼り込んでピッチリ押さえたらすぐにカットしていきます。すぐにカットしないとせっかく伸ばして綺麗に貼りこんでも余ったシートにひっぱれてめくれてきちゃいます。なるべく見えないぎりぎりのところでカットして余分なシートがすくなくなるようにすると角や巻き込みもめくれにくいです。
加工したステアリングへの革貼り
最後の仕上げの革貼りですが、ここからは素人の手に負えませんのでプロの職人さんへ依頼します。
電装品でおなじみのデータシステムさんがステアリングオーダーメイドという、ステアリングの革の貼り替えをする事業をされています。
車両から取り外したステアリングを郵送すると職人さんが仕上げてくれます。
ご担当者様にはDIYでの加工段階から細かく相談に乗っていただき非常に助かりました。
アテンザGG・GYスポーツステアリング
ステアリングにスイッチやカバーエアバックを取り付けた状態です。
既成品がなかなか無いので完成してよかったです。
ステアリング ヨーロピアンステッチ
スイッチのカーボンシートもいい感じ。
コブやステアリングのスポーク部のツノみたいに飛び出したところの革貼りも巻き込んであり非常に丁寧に仕上げられています。コブも綺麗に巻き込んで処理されてあり、ステッチも綺麗に一直線に仕上げられています。
アテンザ用スポーツステアリング
スイッチ側も綺麗に仕上がりました。
エアバックのエンブレムにもカーボンシートを貼りました。
ステアリング 本革 ヨーロピアンステッチ
レッドのステッチはヨーロピアンステッチ(かがり縫い)で非常に手が込んでおります。
つなぎ目も綺麗に処理されています。
材料
予算 28,000円くらいから  革の張替えオーダー約26,000円〜 ボンド代他材料費約2000円 
他に、送料など
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