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アテンザ GG GY ステアリングラックのガタ
アテンザ ステアリングのガタ問題を解決
このページにはアテンザのDIY修理情報があります。
ステアリングを左右にゆするとガタゴト音が鳴る
停車状態でハンドルを左右にゆするとガタゴト音がなります。
エンジンをかけてパワステが作動した状態ですと音はあまり聞こえません。
走行に支障はありませんが気持ち悪いので直したいと思います。
まず、整備書に従いステアリングハンドルの遊びを確認します。
整備書より 遊び量 0-30mm
30mmのあそびとなると結構なものですが、アテワゴン号は10mmほどでしたので基準値内のようです。
調整の前に各部品のガタや故障を確認。
ステアリングシャフト、インターミディエイトシャフト、ユニバーサルシャフト、ステアリングラック、ラックエンド、ホイール、ハブベアリング、アームの固定ボルト、ボールジョイント、ブッシュ、車高調で音が発生していないか、ガタはないか調べます。
車高調、アーム、ボールジョイント、ラックエンド、ステアリングラックは新品交換済みですのでやはり問題はなく、サウンドスコープ(異音を確認する聴診器)で確認するとステラリングラック本体からガタ、ゴト、カンカンという音が聞こえますので、ステアリングラックのピニオンギアのバックラッシュが甘いとみて間違いなさそうです。
ステアリングラックのバックラッシュ調整
アテンザのステアリング調整
ステアリングラックのピニオンギアのバックラッシュ調整はステアリングラックの裏側にあります。
車載状態でもできない事はないですが、スタビリンクのブラケットの固定ボルトとの間となりやりにくいのでラックの固定ボルトをゆるめてひっくり返して調整します。
画像赤マルが調整ボルトです。ロックシートは既に取り外してあります。
整備書によりますと、
4.9Nで3回締めて、25度戻します。
そのあとロックシートにシーリング材をつけてもと通りにします。
尚、調整ボルトの頭部分は大きな☆型で凹なので調整には本来はマツダのSSTが必要ですが、代用品で調整する事ができます。
マツダのSSTの代用品
調整用のSST代用品を用意します。
2面幅17mmのボルトにダブルナットをかけて両側とも17mmのレンチがかかるようにします。
片方をステアリングラックの調整ボルトにかけて、もう片方にトルクレンチをかけてしめます。
4.9Nで3回締めたあと、マーキングして分度器で25度戻した位置にも印をいれてマーキングにあわせて緩めます。
その後、マーキングがずれないようにシーリング材を塗布してロックナットを締めて完了です。
調整後はもとより30度ほど締まりました。
調整の効果
元通りにして、ステアリングハンドルがスムーズに廻るか確認。
問題ありません。
本題の左右にステアリングをゆするとカンカン、コンコン、ゴトゴトとなっていた音も鳴らなくなりました。
遊びが大きかったものを詰めたのでステアリングの微振動が増えると予測していましたが、逆にステアリングの微振動は減り、30タイヤとは思えないほど静かなハンドルになりました。
また、直進時にセンターを保持する感覚やステアリングを切る時の感覚が重くしっかりとしました。
材料 調整用SST
予算 0円
調整用SSTを使う場合はSST代金
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